ものぐさなあおちゃんでもそこそこ楽して良い感じに轟雷ちゃんがつくれる

sushi zammai……

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というわけで、「FAG買ったは良いけど、パチ組みしただけじゃアニメと全然色とか違うじゃん!!」ってなってるあおちゃんに向けての記事です。

 

あくまでも、

・簡単に

・適当に

・楽に

・雑に

・かといってそれなりの見た目に

というインスタントな感じを重点したインストラクシヨンになるので、バッチリ仕上げるぜ、フル塗装だぜって感じのブキ子ちゃん志望の方たちは電ホビとかを読んで下さい。

 

どんくらいの塩梅の記事になるかというと、「千年戦争アイ◯ス」の攻略動画で、「そこまで芸術的に低レア攻略とかされても逆に参考にならねぇよ。もっと『一日30分を週4くらいでやってる王子向け戦力』とかで攻略法教えてくれよ」みたいな感じです。戦車プラモ素組みしたことあるガルパンおじさんくらいだとちょうど良いと思います。

 

 

 

まず、色分けされていない部分についてですが、

・お腹まわり

・首・肩・腰などの装甲の黒っぽい色

・腕の横部分

・手の甲

 

ここら辺がパチ組みの物足りない感を漂わせてくるポイントです。

 

こいつらを解消するために、色を三色用意します。

自分の場合は、戦車を組んだ後の残りの塗料があったので、

 

・手の甲っていうか、装甲の緑(オリーブドラブとダークグリーンを適当に混ぜる)

・黒っぽい装甲色(黒3:茶7くらいの黒)

・インナーグレー(基本白寄りの灰色だけど、ちょっと青混ぜられると良い。)

 

そんな色持ってねえよ!って人は買いましょう。一瓶100円くらいだから……。

買うなら説明書に書いてある通りに揃えれば良いんですけど、そもそもプラモの塗料って結構種類があってね――

 

話し出すと長いので、塗料についてよく使うところだけ簡単に説明すると

塗料は種類が三種類(ほんとはもうちょいあるよ)

 

・エナメル塗料

・アクリル塗料

・ラッカー塗料

 

上にいけばいくほど、塗膜が弱く、乾きにくくなります。

 

で、重要なのが、「アクリル塗料の上にエナメル塗料を塗っても、色は混ざらない」という事です。これはプラモでもガレキでも色塗る時の最重要事項なので、必ず覚えましょう。

この違いを使って、フォトショのレイヤー分けみたいな感じで色を塗っていくわけですね。

 

まあ、今回はそんなに、色を塗った上から色を塗るなんてことはしないんですけど、せっかくだから上の三色はアクリルで用意すると良いと思います。はい。

 

あと、塗料を買ったら、その塗料に対応する薄め液を買ってください。薄めないで塗料使っていいのは小学生までです。当時ベッタベタ塗りしたガンダムはガビガビになりました。

 

 

とりあえず、色用意しましたね?途中いきなり全然言及していない色使うとか言い始めますけど、諦めて買ってください。

 

まず頭から

 

f:id:omd-imperialrome:20170605230523j:plain瞳のデカールが最初から貼ってあるの嬉しいですね。眉毛とか貼るのほんと嫌いなので助かります。

まあデカールは置いておきまして、頭はカワイイポイント重点なので、ちょっと力を入れてやります。

まず、髪の毛なんですけど、ランナーから外した状態だとちょっとのっぺりしてるので、エッジを立たせます。具体的に言うと、溝に沿って紙やすりの縁で削っていく感じです。あと先端を尖らせたり。当然やり過ぎ中尉です。

この作業は後でやる汚しの時に効いてきます。

 

髪の処理終わりましたか?

そしたら組む前に、髪の毛を汚します。具体的に言うと、髪の成型色よりも「彩度高め・明度低めの色」をベタベタと塗りたくってください(デザートイエロー的なやつ。いっそ普通の黄色でもいいかも)。さっきヤスリを掛けたあたりに沿って色を置いていく感じでいいです。あと毛先とか。

ある程度塗り終わりましたら、ティッシュ的なものに塗料の薄め液を浸して、それで塗った塗料を拭き取ってあげてください。どれくらい色を残すかは好みの問題なのですが、結構拭いても溝に色が残ると思います。

そうしますと、前よりもちょっち立体感が出ます。髪終わり。

 

あとはヘッドギアてきなやつの穴部分に、さっき作った黒の装甲色を塗ります。雑にはみ出しまくってても、そこそこ髪で隠れるのでヘーキヘーキ。

 

そして、顔です。

上の写真の顔部分は、入っていた状態から一箇所だけ手を加えています。

 

 

です。

口のところにピンク置いてあげてください。僕はポスカのピンクを使いましたが、最悪蛍光ペンのピンクとかでも大丈夫なのかな。水性だからろくな事にならなそうなので、これは使わなそうだなっていう顔パーツで試し塗りしてからやってみてください。

 

説明書に、パステルのピンクを削ってチーク入れるとフミカネ感増すよって書いてありますけど、これは面倒なのでスルー。ロボ娘にチークはいらない。弐瓶勉作品の肌色くらいが丁度いい。BLAME!見ろ

 

 

これで頭部終了です。続いて胴体です。

 

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写真で見ると塗装の雑さがすごいよくわかる。でも実際はあんまり気にならないので見なかったことにしましょう。

 

この写真の轟雷ちゃんは、アニメやパケ絵と違ってノーブラです。ブラつけたい場合は青っぽい黒で脇下あたりを塗ってあげてください。

あとはパケ写を参考にグレーを腹と背中に塗る。はみ出した部分はさっきの「薄め液+ティッシュ的なもの(キムワイプがオススメ)」で拭くようにすると、あまりはみ出しに気を使わずに塗れます。

 

あとは白・オレンジで穴とか塗ります。クリアグリーンとかを塗るほどの価値はこのディティールにはない。あとバックパック的な物に装甲色の黒を入れるのを忘れないように。

 

そして、この写真のスカートですが、カワイイポイントなのでちょっと手が込んでいます。

というのも、その他の部分と「トップコートの種類」が違います。

トップコートというのは、塗膜を保護したり、ツヤを揃えたりするのに使うスプレーですが、通常、この手のキャラモデルには「ツヤ消し」を使います。今回も最後にツヤ消しを吹きます。

が、スカートの部分だけ「半ツヤ」にしました。テラテラ感がエロいっ、セクシー……。

 

また、スカートの白線は、細いの二本ではなく、太いの一本なのですが、太いの一本を二本きれいに書くのはとても面倒なので、さっきの汚しの要領で溝に白を入れて良しとしました。なんでも原作再現したがるのはオタクの悪いところですよ全く……

 

はい、ここで大事なテクニック出てきました。溝に色を入れる方法です。

皆さん「スミ入れ」って言葉をおそらく聞いたことがあると思いますし、なんならスミ入れペンとか買って入れる気満々だわ、みたいな方多いと思います。

が、スミ入れペンは使いません。

実はスミ入れペンはさっきの塗料の種類で言うところの「ラッカー系」なので、今までせっかく塗った塗料の塗膜を台無しにします。この絶望は経験する必要のない中学時代の黒歴史みたいなものなので、回避しましょう。

 

スミ入れペンの代わりに、エナメル塗料を使います。薄め液でサラサラにした塗料を溝に入れていき、薄め液を浸したキムワイプでワイプ!

これがスマートなやりかたです。

表面を汚したくないとか、よっぽど細かいことしない限りは、個人的にはスミ入れペンは使いません。高いし。結局インクを皿に出して筆で塗ったりするし……。

 

で、上の方法を用いて装甲の各所にスミ入れもします。さっき作った黒の装甲色を流用するといいんじゃないでしょうか。

とりあえず胴体終了。

 

次は腕

 

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頑張ってグレーを塗る。

肩の黒を忘れない。

手の甲を装甲色の緑で塗る。

さっきの方法で墨入れする。

 

以上。

この時注意したいのが、腕のグレーなんですけど、エナメル塗料は樹脂を侵食するので、成形時のキズやらピンホール的なやつやらで中に浸透するとパーツが突然割れます。関節部分はイキやすいです。調教後の対魔忍くらい。

じゃあどないせいっちゅうねん!エナメル使わせたんはおどれやろがいボケェ!ってなるのも仕方ないんですけど、アクリル使うか、もしくは割れたら接着剤を使ってください。こればっかりはどうしようもないです。

 

はい次足

 

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特に言うことないです。組んでスミ入れ。装甲なので、拭き取りを甘くして汚しを多めに入れるのとか、良いんじゃないでしょうか。

 

ちなみに、成型色と今回作った色が違う場合、塗った部分とそうでない部分の装甲色黒が、ちょっと違和感が出る場合があります。そういう場合は、既に装甲色黒で成型されている部分も、今回作った色で塗ってしまうと違和感出ません。写真は塗ってます。

 

あと、キャタピラ部分なんですけど、あれにスミ入れするのすごくイヤだったので、戦車方式で、履帯色で履帯、装甲色緑で転輪部分を塗っちゃいました。スミ入れはしません。

 

そして、問題の太もも部分です。ここはエロエロ重点ポイントなので力を入れてやります。

 

まず、太ももに合わせ目があるのが許せないので、合せ目消しを行います。膝関節も同様に。

やり方は

・プラ用接着剤を縁に盛る。

・はみ出すくらいぎゅっと合わせる。

・しばらく放置して、乾いたら紙やすりで、粗い→細かい目でこすって、合せ目を消す。

 

付属のバズーカの砲身も合わせ目無い方がカッコイイと思います。私は非武装主義者なので武器を組んでいませんが……。カビザシを放棄しろー!シドニアは武装を解除しろー!

 

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磨いたらですね、ケツの縁っていうか、足の付け根のあたりにエナメルの茶色とか、コピックの茶色とかを置きます。ウンチ漏らしたみたいになりますので、薄め液で拭いてあげてください。スカバブプレイです。

そうすると、写真みたいに影ができます。

これが、立たせた時に陰影が強く出てエロいです、

こんな感じ

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あとは、さっきのスカート同様ニーハイっぽい膝関節だけ、半ツヤでトップします。

 

あとはデカールを貼っていきましょう。説明書見ながら指示通りに。

なんか適当な小皿に、水でうっすーく解いた木工用ボンドを入れて、その上に切ったデカールを浸して貼ると、デカール縁が白く光ったりしないのですが、木工用ボンドがなければべつにやらなくても良いかな……。

 

ちなみに、パンツのデカールは、まんまん側は切れ込み要りませんが、ケツ側は切れ込み入れないと浮きますので注意。

デカールは場所がキマったら、蒸しタオルを上から被せてあげましょう。ピッタリくっつきます。蒸しタオル無しのデカール貼りは考えられませんぞ。

 

色・デカールがキマったら、ツヤ消しでトップコートします。

ちなみに、最後の写真の足の部分が白っぽくなっていますが、これは「雨の日にトップコートをした」からです。こうやって白っぽくなるので、なるべく湿度が低い日にやりましょう。僕はやりたい時にやりますが。

 

これで、ちょっとマシなクオリティーで轟雷ちゃんが組めたのではないでしょうか?

今回の記事通りにやっても富士山の麓の駐車場くらいまで登った程度なので、もっと登りたい人は模型雑誌を買おう。

 

実はFAGは、プラモを組む際の基本的なテクを結構平たく薄く要求されるので、仮に僕がプラモ老師だったら弟子にこれを渡すと思います。

今回の技は、装甲部分はロボ・兵器系プラモに通じますし、ギャル部分はカラーレジンのガレキまで通用します。

轟雷ちゃんを組み終わったら、気に入った部分を深化させて、色々組んでみてはどうでしょう。

ゆゆ式のBDboxが出るんだ! フッフー!!

昨今、芳文社まんがタイムきらら系列、ドキドキビジュアルコミックスを原作とするアニメに対して、アニメについて多少はあれど理解のある方々が抱くイメージとしては、誤解を恐れずに言うとしたら、

四コマ漫画原作

・女の子しか出てこない

・日常もので話の内容が薄い。もしくはストーリーがほとんど無い。

というものがほとんどであると思われる。

 

まんがタイムきらら原作アニメ作品は、今では一大ジャンルとして多くの人に認識をされるものではあるが、流行り廃りの激しい、槿花一日のアニメの世界において尚、歴史としては比較的新しいものである(ように24歳の私は思う)以下にまんがタイムきらら原作アニメ作品の一覧を示す。

 

・「ひだまりスケッチ(第1期)」(キャラット):2007年1月-3月
・「ドージンワーク」(キャラット):2007年7月-9月
 
・「ひだまりスケッチ×365(第2期)」(キャラット):2008年7月-9月
 
・「けいおん!(第1期)」(きらら):2009年4月-6月
・「かなめも」(MAX):2009年7月-9月
 
・「ひだまりスケッチ×☆☆☆(第3期)」(キャラット):2010年1月-3月
・「けいおん!!(第2期)」(きらら):2010年4月-9月
 
・「夢喰いメリー」(フォワード):2011年1月-4月
・「Aチャンネル」(キャラット):2011年4月-6月
 
・「キルミーベイベー」(キャラット):2012年1月-3月
・「あっちこっち」(きらら):2012年4月-6月
・「ごきチャ」(キャラット):2012年9月~ニコニコチャンネルで配信
・「ひだまりスケッチ×ハニカム(第4期)」(キャラット):2012年10月-12月
 
・「ゆゆ式」(きらら):2013年4月-6月
・「きんいろモザイク(第1期)」(MAX):2013年7月-9月
 
・「桜Trick」(ミラク):2014年1月-3月
・「ご注文はうさぎですか?(第1期)」(MAX):2014年4月-6月
・「ハナヤマタ」(フォワード):2014年7月-9月
 
・「幸腹グラフィティ」(ミラク):2015年1月-3月
・「ハロー!!きんいろモザイク(第2期)」(MAX):2015年4月-6月
・「城下町のダンデライオン」(ミラク):2015年7月-9月?
・「がっこうぐらし!」(フォワード):2015年7月-9月?
・「わかば*ガール」(※):2015年7月-9月?
・「ウルトラスーパーアニメタイム」の3本立ての内の一つ10分枠で放送。
 
調べてみて初めて知ったのだが、以外にも「ひだまりスケッチ」がその最初の一歩であった。
 
先の一覧の中に、4コマ漫画ではない作品は「夢喰いメリー」「ハナヤマタ」「がっこうぐらし!」の三作品しかない。「4コマ漫画原作」というイメージはあながち間違いではない。
 
では、その他の「女の子しか出てこない」や、「ストーリーがほとんどない」というイメージについてはどうであろうか。
 
作品一覧の中で、男性の主要な登場人物が出てくる作品は以下。
・「ドージンワーク」(キャラット):2007年7月-9月
・「夢喰いメリー」(フォワード):2011年1月-4月
△「Aチャンネル」(キャラット):2011年4月-6月
・「あっちこっち」(きらら):2012年4月-6月
△「ハナヤマタ」(フォワード):2014年7月-9月
・「城下町のダンデライオン」(ミラク):2015年7月-9月?
 
Aチャンネルの佐藤先生や、ハナヤマタの大船さん(スキンヘッド)はメイン級かと言われると疑問なので三角に。一応、「ひだまりスケッチ」、「ごちうさ」や「キルミーベイベー」などには男性キャラが登場するが、話の本筋に積極的に関わってくるものではないので除外した
こうして見ると少ない。というか、シリーズ化している作品群が軒並み女の子しか出てこないのでごっそり抜けている。
以上のことから「女の子しか出てこない」というイメージに関しても、概ね正しいと結論する。
 
問題は、「ストーリーがほとんどない」というイメージである。こうした意見は、概して作品に対して否定的な意味合いを持って語られ、その作品のファンにとっては腹立たしさを覚える物言いであると思われる。実際、私も腹立たしく思う時がある。
確かに、「あずまんが大王」から爆発的に増殖した、いわゆる「日常系四コマ漫画」では、余程その作品のファンでなければ、『第何話は誰々が何々をする話』だとか、そんなこと覚えていない。読者諸兄は、アニメ版のあずまんが大王第七話がどんな内容の話であったか覚えておられるだろうか?(一年次の文化祭の話である)当然ながらほとんどの人は覚えていない。もっと言ってしまえば、これらの日常系四コマ作品において、主人公が誰なのか、はっきりと断ずることの出来る作品がどれだけあるか、という事にも思いが至る。
しかし、「ひだまりスケッチ」のゆのっちがいかに人間として成長したか、あずにゃんがどんな思いで先輩たちを送り出したのか、そこに至るまでは様々な小事が積み重なり、それらは起伏こそ少なかれど、確かに1つの物語として作品の中を流れている。そのことを私達は知っているはずである。確かに彼女たちは指輪を捨てに行ったり、ドラゴンを倒したりはしないが、彼女たちの「日常」は同時に冒険譚であり、成長物語である。「けいおん」をシリーズ通して見れば、「ひだまりスケッチ」を卒業編まで見れば、誰だってそれくらい分かるはずだ。
 
では、なぜ「話が薄い」などと言われるのか。一つ確かなことが言えるとすれば、それは「他作品と比較をする」ところにある。
先ほど例としてあげたように、指輪物語と比較することは、気仙沼産の牡蠣と宮崎産のマンゴーを比較するようなもので全く意味をなさない。そのことは皆が理解できる。
だが、「けいおん!」と「響け!ユーフォニアム」となるとどうだろうか。途端に比較して言及する人が多くなるのではないだろうか。当然、同じ京都アニメーションの作品で、同じ高校の音楽系の部活が舞台で、メインキャラクターがほとんど女の子で、百合のかほりがして、この二つの作品の間には共通項が多く見られ、比較は至って自然のことである。何が問題かというと、この両者を比較して、「『けいおん!』には(響け!ユーフォニアムと比較して)物語性が無い』と言うところが問題なのである。確かに、ユーフォのキャラクターの苛烈な人物描写、ゆるさのかけらもない人間関係に起因する濃厚過ぎる三十分の視聴体験は目を見張るものがある。私も興奮して友人たちに激しく視聴を勧めた。しかし、その内容を褒めるにあたり、他作品を引き合いに出して比較することは間違っている。「◯◯よりも☓☓」という言葉は多く見られるものであるが、それは褒めるべき対象に具体的な内容を想起させるにおいて有用な物言いであると同時に、比較された対象を概ね、貶める物言いであるということを、私達は心しておかなければならない。
そうすることによって、ジャンル間でのつまらない諍いは減り、重たい物語が好きな人も、ゆるめでストレスフリーな日常物が好きな人もお互いに歩み寄り、ともすれば相手が良いと言うその作品をちょっくら見てみようじゃないか、という気にもなろうというものである。視野が広がり、作品ファンの裾野が広がり、円盤の売上が伸び、続編が作られ……以下略。理想的でハッピーなアニメ制作サイクルを形成して、末永くアニメファンでいられるように私達は「単なる消費者」から一歩踏み出して云々……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも本当に中身の無い日常系四コマ原作アニメはあるんだ!!
 
だって、キルミーはやすなとソーニャちゃんがイチャイチャ夫婦漫才をするだけだし、ごちうさもなんか女の子がバイトしてイチャイチャして、リゼちゃんがイマイチなツッコミを入れるだけだもんな!(僕は両作品とも大好きだし、キルミーに関しては原作の一巻を初版で持ってるんだぞ!キルミーベイベーわしが育てた
 
 
で、その中身の無い日常系四コマ原作アニメの中でも、一番のおすすめがこれ!

 

ゆゆ式 Blu-ray BOX

ゆゆ式 Blu-ray BOX

 

 

そう、ゆゆ式ですよっ!ゆゆ式っ!

 

この作品は学園ものであっても、体育祭だとか文化祭だとか、そういったイベント事にフィーチャーするわけでもなく、ただひたすらに「唯ちゃんち」「教室」「部室」での女子高生の会話を楽しむだけのものです。

「それの何が楽しいの?」、それがとっても楽しいんですよ奥さん!

この作品の最大の特徴は、「登場人物が登場人物のことを楽しませようとして会話をする」ところにあるんですよ。

さっき比較をするなって言っておいて何なんですけど、他の学園モノ日常系作品では、概ね笑いというものが「ちょっと変わった女の子の天然ちっくな行動」に伴う笑いなんですね。シノはアリスやカレンを笑わせるためにアリスに石をプレゼントするわけじゃないし、シャロはみんなを笑わせるためにカフェインで酔っ払うわけではないんです。

ですが、ゆゆ式では違います。ゆずこは突飛な言動とセクハラ行為で唯ちゃんによく殴られますが、それらは全て、唯と縁を楽しませるための計算された言動なわけです。唯ちゃんも、頭の回転が速いゆずこのギャグに対応するべく、頭をフル回転させて、あーでもない、こーでもないと悩みながらツッコミを入れていきます。求められればテンドンもします。縁は、そんな二人の会話の応酬に笑い袋の如く爆笑しながらも、自らも笑いを提供しようと、考えて物を言い、そして考えた結果として少しずれたことを言って、それがまた三人の中で笑いを生みます。

近年、こうしたキャラクターが生っぽさを持った作品は珍しく思います。ナントカ先生が、「物語ではなく構成要素が消費の対象となる作品の受け容れられ方」を「データベース消費」と呼称し、萌え要素というデータベースの消費を目的とした物語の中で、萌の類型と化すとされるキャラクター群において、彼女たちはその類型という枠に囚われない、真の意味で自律している人物であるように思われます。

 

 

騙されたと思って見てみてください。

人が人を楽しませようとする。それに対して笑ってやる。そんな当たり前のコミュニケーションの原風景が「ゆゆ式」です。

 

 

そして、当然ろくに更新もしていなかったので、今回もまだアフィリエイト無しです!4400文字!

ボードゲーム会・「DORASURE」

先日友人とボドゲ会を開いたので、遊んだボドゲの感想なり、ボドゲをする上で最適な環境とは何かなどを考えていきたいと思います。

面子は以下

・俺

・O

・K

・N

・ぷにあなDX

源氏名ジン(レジスタンスから参加)

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まず、当日遊んだゲームのリストが以下のもの。

・DORASURE(ドラスレ)

・マミさんのティロ・ディエース

・成敗(say bye)

レジスタンス・アヴァロン

・マミさんのティロ・ディエース(またかよ!)

・Gods' Gambit~神々の一手~

クレムリン

 

 

開始したのが13時過ぎと若干遅かったのでそんなに時間が無かったためか、どのゲームも選りすぐられた感満載で、笑ってない時間のほうが短いまであるくらいどれも面白かったですね。

 

タイトルだけこんな羅列されても分かる人にしか分からないので、それぞれどんなゲームだか紹介しましょう。

 

まず「DORASURE(ドラスレ)

ゲームの内容はプレイヤー協力型。というのも、これをわざわざ購入して持ってきたNが、心理戦系の対戦ゲームを今回の面子でやりたくなかったらしく(チキンめ!)、あえて和気藹々とできるゲームを選んだ模様。ところが、ゲームが始まるとまず上がった第一声が「これって裏切りとかないよね?」だったので、えらい笑わせていただきました。

肝心の詳しい内容はというと、プレイヤーはそれぞれ1つのキャラクターを操作し、冒険やら探索やらをしながら強くなって、ドラゴン討伐を目指すというもの。

基本的にすべての行動がダイスによって成否を判定するので、まあ若干の運要素があります。そして、このゲームの最大のミソが「移動の際に6の目を出すと、ドラゴンの覚醒ゲージが一個上昇する」というものです。基本的に出目は高ければ高いほど良いんですが、調子にのって6の目をばんばん出していくと、パーティーが強化される前にドラゴンとの最終決戦に突入してしまうので要注意(ダイス目なので注意のしようがないが)。

ちなみに、今回のプレイは全員そこそこの割合で6を出しまくり、そろそろ戦闘準備を整えようという段に至ってKが6の目を一度に複数出すという事故を起こし、Nがライフ1の状態で最終決戦突入。

王子様のNは金で買った部下を肉壁にしてドラゴンの猛攻をなんとか防いでいたが、ニンジャの俺が1ターン目でしめやかにドラゴンに丸呑みされ即死すると、それに続くようにぷにあなも即死。残った面子も健闘するも、まるで勝利の可能性を見いだせずパーティーは全滅しました。

恐らく冒険を重ねてキャラクターのレベルを最低でも全員2程度にしないと勝ち目が薄いというか、そこまでやっても勝てるか半々くらいな気がします。協力型なので妥当なゲームバランスですね。

個人的にこのゲームで面白かったのは、やはり最終決戦における各プレイヤーの死に様ですね。人が死ぬたびに笑いが起きます。それも結構あっさり死にます。

ただ、今回はダイスの女神が我々には微笑みまなかったものの、このゲームに勝利するためにはそれなりに劇的なダイス目が求められると思うので、勝利したその一回の記憶はゲームに参加した人々の中に強く残り、文字通り「竜殺しの伝説」として語りぐさになるものと思われます。きっとそういうところまでデザイナーが考えて作った上でのバランスなんだろうな。うん。

shop.giant-hobby.com

上のリンクでコンポーネントが見れます。ただ、注意して欲しいのは、キャラクターのミニフィギュアが、初期状態では未塗装であるというところです。あと品切れになってますけど、Amazonには在庫ありますね。イエサブマケプレですけど。

 

っていうか! こういうのをアフィでできればいいのに、アフィをするにはそれなりに運用実績のあるブログじゃないといけないのでノンアフィです!販促してもびた一文もらえねぇ!うんこ!

 

 

 

思ったより長い文章書いたので、残りの紹介は今度にしますね……

おれはもうだめか?

大学を適当に卒業してから1年経ちました。

そろそろ真面目に働くことを考えよう……、と思い2015年の頭から就活を始めてみたものの、未だ内定0。現在選考が進んでいるところはド◯タまがいの派遣会社のみ。どうやら給料は悪くないようですが、どうなんでしょう――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っていうか、高校時代にラグビー部をやめて化学部に入り、アニメ・ゲーム・漫画三昧の日々を過ごしてきた根っからのインドア系の俺に、

そんな仕事ができるわけないだろ!!!

 

 

 

 

じゃあどうしよう。

他にエントリーした企業さんはいくつかありますが、今までの結果が結果だっただけに、とても上手くいくとは思えません。そのうえ、このままフリーターの期間が長引けば長引くほど、どんどん人生が詰んでいきます。タイムリープができるならば、大学三年時の自分にもっとしっかり就活をするように、適当な憧れで大手の出版社とかを受けている自分に、月残業時間とか年間休日数とかをちゃんと見た、地に足の着いた就活をするように言いたい!でも後悔は先に立たない!

ここ最近は、今の尻に火が着いて、というより全身火だるま状態の焦燥感から、胃が痛んで飯も喉を通らない時が多々あります。このままだと就職以前にストレスで胃潰瘍にでもなるほうが早い気がします。

 

そこで、最強のストレス・マネジメント方を考えついたわけです。というよりも、以前の自分はそうやっていたことを思い出したわけです。

つまり――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真面目に就活しなければいいんじゃね?(鼻ほじ)

 

だいたい、今さらスーツ着て、自分のことを「私」なんて言って、髪の毛ぺったりさせながら営業なんて、どだい無理なんですよ! 三つ子の魂百まで、なんて言いますけど、24にもなる男の魂が、そんな簡単に変えられるわけないだろ!

 

 

このブログは、そんな社会を舐めきった思考回路のせいで、人生がほぼほぼ詰んだ男が、「好きなことで記事でも書いて、それを売り込み材料にしてフリーライターにでもなれないかな。あとアフィリエイトで収入とかもらえないかな」という、とことんクズみたいな発想のもとに始めたブログです。

幸いにも自分には、大学時代にフリーペーパーの編集やら執筆やらの経験があり、文章だったら人並み以上に書けるなと思っていたので、そこ頼みの苦肉の策です。

 

皆々様におかれましては、「なんちゃって高学歴(笑)のクズが人生の坂道を転げ落ちる様を見たい」だとか、「自分があくせく働いているのに、こんな適当な人間がのうのうと生きていることが許せない! 説教してやる!」だとか、そういう見方で結構ですので、どうか当ブログをよろしくお願い申し上げます。(まあ一番見て欲しい人はこんな自分に仕事をくれるようなお金持ちの皆様なんですけどね)

 

 

基本的には映画やアニメ、漫画の評論や日々のよしなし事。フリーペーパー編集時代に地下アイドルのインタビュー記事を書いたことが結構面白かったので、そこら辺とかを書いていきたいと思います。

 

ガンバルゾー!ガンバルゾー!ガンバルゾー!